ソトネコ｜さび猫コレクション

さび猫コレクション

広い駐車場の向こうから、ひたひたと近寄る物体。こいつは何なんだ…。この時初めて見た「さび猫」には心底驚いた。猫というより宇宙人？いや人ではない、宇宙生命体？と疑う程のインパクト。自信を持っていう。さび猫は、猫にうとい私だけでなく誰もが認めるであろう「変な猫」だ。調べてみると名前の由来も見た目の鉄の錆びから、ぞうきん猫なんていう、当の猫にあんまりな表記もある。雑種のソト猫には多いタイプらしいが、なぜか私の遭遇する確率は1％以下。残念な名前に反して価値はぐっと高い希少種だ。会えたらラッキー！すでに「さび猫」捕獲が（写真に収める）一つの目標となっている。

サビ猫はこんな顔である。顔を黒く塗るのは戦闘態勢の表れ、性別はオスかと思いきや、ほとんどがメス。確かにメスらしくおしとやかな性質を感じられるが、ちょっとかわいそうな気が…いやきっとオス猫にとってはモテ系なのだろう。

1号
	三浦半島で捕獲茶トラの猫が墨壷にはまって出てきた所。そんなイメージの1号は運悪く？目の上が眉毛のように茶毛が伸びていて、ますます変顔に黒色の配分が多い

2号
この顔の黒色のせいで、普通に振り返っても悪い事をしてるみたい…	真鍋島で捕獲民家の隣にある畑を横断するところ。こちらを警戒するるあまり盗人風に。真鍋島ではこの1匹しかいない模様で、1号と違って黒毛は体に少なく顔に集中している。

3号
尾道で捕獲他の猫を散々撮影していたら、ふらりと目の前に現れた。さび猫3号は独特なたたずまいで、重力を感じさせない、ゆっくりした動きをする。さすが宇宙生命体だ（もしかしたら老齢でにぶいのかも…）	斜めに墨塗りされたような柄黒塗りのせいで猫背が似合ってる

4号
	東京・鮫洲商店街の路地裏を散歩中のさび猫。

5号・6号
	福岡の神社珍しいさび猫で長毛タイプ、しかも2匹セットで捕獲。場所が場所だけ（神社の境内）におがみたくなる風貌。

7号
	神奈川・鶴見線の駅猫駅猫だけあって人なつこいサビ猫。この写真では笑っているように見えるが、これも複雑な模様のおかげ。

8号
	神奈川・鶴見線近く駅から離れ工場地帯を歩くていると、あちこちに猫が姿が…。丁度、建物の隙間から現れたサビ猫を捕獲。

9号
	東京・目黒閑静な住宅街。駐車場に住んでいるたぬき風なサビ猫

さび猫10号
	東京・目黒人気の無い住宅街。しつこく後を追いかけてやっと捕獲。

11号
	愛知・日間賀島民家の庭で捕獲。茶色の瞳が印象的なサビ猫

12号
	神奈川・江ノ島お裾分け目立て？釣り師の近くで朝の光をあびているサビ猫

13号
	神奈川・江ノ島参道の店前（開店前）で寝ていたサビ猫。近づいたらすぐ起き上がった

13号
	神奈川・江ノ島エスカー乗り場前で寝ていたサビ猫。こちらはいくら近づいても知らんぷりで器用に足をロープに乗せたまま眠り続ける

14号
	香川・男木島とある民家の前で猫達を撮影中。その間一歩も動かず玄関の屋根から睨みをきかせていたサビ猫

15号
東京・鮫洲塀の上から見下ろすサビ猫	瞳の色が変わっている。盲目では？と疑ったが確認のしようはない。やはりサビ猫はミステリアスな猫だ

16号
	東京・京浜島公園にいたサビ猫

17号
	福岡・相島防波堤の上にいた精悍な風貌なサビ猫

18号
	福岡・相島キジトラの子猫と民家の玄関先にいた母サビ猫

19号
	福岡>・地島山の中腹の道で待ち構えていたサビ猫。黒毛が多いタイプ

20号
	福岡・地島港近くにいたサビ猫。めずらしい耳折れ（耳が小さい？）タイプ

21号
	福岡・地島民家の軒先にいたサビ子猫。長毛タイプ

22号
	大分・姫島港にいたサビ猫。港で働く人の間をぬって歩いていた。

23号
	東京・歌舞伎町人通りの多い蕎麦屋の前で2匹の茶トラの猫といた。

24号
	神奈川・江の島居住地区の道路で出くわした猫に挨拶をしていた。

25号
	神奈川・江の島猫が集まる公園にやってきたサビ猫は首輪をつけていた。

26号
	神奈川・江の島奥の参道脇の藪の中から出てきた柄が個性的なタイプ。

27号
	東京・谷中夕焼けだんだん近くに住んでいる愛嬌満点のサビ猫。

28号
	東京・合羽橋駐車場を歩いていたサビ猫はこちらを警戒して身をかがめていた。

29号
	神奈川・川崎冬の公園、変わり種の模様のサビ猫が木の間をゆっくり歩いていた。

30号
	長崎・高島高台から軍艦島の全景を臨める隣の島「高島」にもサビ猫が住んでいた。

31号
	長崎・中華街中華街の細い路地に住んでいたさび猫は4匹の猫たちと暮らしていた。

32号
	長崎・長崎自分の縄張りに入った猫とケンカしていた強いサビ猫。

33号
	神奈川・川崎たまたま通りかかった空き地の端でが待ち構えていたサビ猫。

34号
	愛知・日間賀島 2度目の訪問の島で出会ったサビ猫は生後1年未満のかわいいタイプ。

35号
	静岡・伊豆岬にある神社の境内に住む2匹のサビ猫。黒色が多いタイプは華奢な印象。

36号
	静岡・伊豆黒色が少なめのもう一匹は他の猫達のボスとして振る舞っていた。

変わり種コレクション

ソト猫に触れて感じたのは、数の多さもさることながら、おのおの個性的でバラエティーに富んでいること。外で生きぬく処世術を身に付けた結果が個性に反映されたのだろう。厳しい生活を目つきに表す辛口タイプの猫がこのサイトの標準なので、この特集はちょっと和むタイプの変わり種の写真を集めます。

直角猫

猫背のはずがきれいに四角になっている真鍋島の猫。猫イスとして座れそうです。たまたまこんなポーズが映りましたが、性格も動きもずっとマイペースな猫でした。

各写真はクリックで拡大します

猫以外の生き物
うさぎ実物はもっとうさぎに似ていた白猫（三浦半島）	ねずみサイズも小さく首がつまったねずみ系の猫（三浦半島）	ライオンふさふさのたてがみがお見事の猫（三浦半島）
さるコンクリートの木の上がお気に入りの猿系猫（三浦半島）	くま横顔が熊。もともと黒猫は似ていると言われるそう（真鍋島）	つちのこ兄弟そろってあのまぼろしの生物似です（真鍋島）

おもしろ猫
腹筋猫イチ、ニ、と必死に腹筋をきたえる猫（真鍋島）	任侠猫お控えなすってと仁義をきられました（尾道）	おしおき猫親にしかられている子ども猫。（実際は親子ではありません）（真鍋島）
置物猫この猫は犬顔の変わったタイプ（真鍋島）	我が輩猫ひげのような柄の白黒ぶち猫（真鍋島）

外猫のさび猫コレクション